丸善運輸倉庫株式会社

丸善運輸倉庫(株)が破産手続き開始決定
2019年8月5日

 7月1日付で事業を停止していた丸善運輸倉庫㈱(既報、資本金3000万円、大阪府大東市新田境町4—1、代表森藤啓治郎氏、従業員35人)は同月11日付、大阪地裁へ自己破産を申請し、同月26日、同地裁から破産手続き開始決定を受けた。また、同社の申立書に基づく主な債権者が判明した。

 破産管財人は古賀健介弁護士。財産状況報告集会期日は10月31日午後2時30分。

丸善運輸
丸善運輸倉庫は運送業と倉庫業を中心に事業を展開していた

 同社は、1952年(昭和27年)9月設立、80年(同55年)12月に現代表一族が買収して事業を再開。
 化学薬品や紙類、食料品を中心とする一般貨物自動車運送を主体に行うほか、それに付帯する倉庫事業や荷役事業、梱包などの作業も行っていた。
 常温、低温、チルド、冷凍の4温帯での保管設備を有するほか、小ロット案件への対応を進めることで、化学薬品メーカーや食品メーカー、食品卸、同業者筋からの受注確保に努め、2007年12月期には年収入高約7億9000万円を計上していた。

 しかし、リーマン・ショックをきっかけに受注環境が大幅に悪化し、2017年12月期の年収入高は約3億9200万円にまでダウン。
 この間、赤字を散発し債務超過に陥っていたうえ、借入金返済遅滞や事業者向け金融業者を譲受人とする債権譲渡登記もあり、取引先からの警戒感が高まっていた。
 こうしたなか、今年3月には大口得意先からの取引が解消となり、さらに業況が悪化。ここへ来て事業継続を断念し、今回の措置となった。

 負債は債権者119人に対し約5億9900万円。なお、債権額は変動している可能性がある。

(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)

丸善運輸

●丸善運輸倉庫が自己破産申請へ
2019年7月8日

 丸善運輸倉庫㈱(資本金3000万円、大阪府大東市新田境町4—1、代表森藤啓治郎氏、従業員35人)は、7月1日付で事業を停止し、事後処理を古賀健介弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。

 同社は、1952年(昭和27年)9月設立、1980年(昭和55年)12月に現代表一族が買収して事業を再開。化学薬品や紙類、食料品を中心とする一般貨物自動車運送を主体に行うほか、それに付帯する倉庫事業や荷役事業、梱包などの作業も行っていた。常温、低温、チルド、冷凍の4温帯での保管設備を有するほか、小ロット案件への対応を進めることで、化学薬品メーカーや食品メーカー、食品卸、同業者筋からの受注確保に努め、2007年12月期には年収入高約7億9000万円を計上していた。

 しかし、リーマン・ショックをきっかけとして受注環境が大幅に悪化し、2017年12月期の年収入高は約3億9200万円にまでダウン。この間、赤字を散発し債務超過に陥っていたうえ、借入金返済遅滞や事業者向け金融業者を譲受人とする債権譲渡登記もあり、取引先からの警戒感が高まっていた。こうしたなか、今年3月には大口得意先からの取引が解消となり、さらに業況が悪化。ここへ来て事業継続を断念し、今回の事態となった。

 負債は約5億円の見込み。

(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)

丸善運輸倉庫株式会社

●丸善運輸倉庫(株)(大阪)/自己破産へ

――負債総額は約5億円、財務悪化で継続断念――

 運送業の丸善運輸倉庫(株)(所在地:大阪府大東市新田境町4—1)は7月1日、同日において事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。
JCNET


(参考)
連帯ユニオン近畿地区トラック支部(関生支部と一体)
執行委員長:広瀬英司

【㈲エムケイ運輸事件】第三弾のスト開始から699日目でスト解除(2018年10月31日)
→トラック支部主導で無期限スト決行、「解決金」が支払われた後もストは続き、現在も裁判で係争中
【奈良㈲エムケイ運輸】連帯ユニオン「トラック支部分会」問題①
週刊文春のスクープ「社民党の福島瑞穂議員が暴力労組側を支援」、解決金1,500万円の行方・・